4月12日(火) 二日目
今日は、集団生活の第2日目です。幼稚園に着くと、うわばきを履き替え、壁にかばんをかけて、中からタオルやお便り帳を取り出して、タオルをかけたり、4月の12日の所にシールを貼ったりします。まだ慣れない子も多く、時間はかかりますが、
子どもたちなりに一歩ずつ日々の活動をこなしていきます。テラスで困っている子がいるのを見ると、ほっておけなくて、名前を聞いたり、教室まで手をつないで助けてあげる年長児の姿が大変微笑ましいです。きっと昨年の自分のことを少し思い出しているのでしょうね。 |
朝の会が始まりました。 みんな揃って元気にご挨拶ができました。 |
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グループ毎に並んで、じっとする事も最初はなかなかできませんが、
ゆっくりと繰り返すことで、少しづつ理解していきます。 |
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お友だちの名前も少しずつ覚えてきたね。 |
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お名前を呼ばれたらお返事。手をあげてにっこり、いいお返事が返ってきました。 |
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年長児は先生のお話によく耳を傾けて、今日の活動を楽しみにしています。
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年少中は粘土遊び、年長は、誕生絵本の手形押しです。
年長は、一人づつ手形を押すので、時間がかかります。 |
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新しい粘土は真っ白で気持ちいいね。
伸ばして丸めて、創作意欲が湧き出します。 |
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年長組のお友達は、絵本に力を入れて手形をおしていきます。押した後は、画用紙にも手形を・・・。
これは、壁面等になるのでしょうか。何になるかは楽しみですね。 |
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年中組のお友達はグループに分かれて、お友達同士の会話も弾みます。
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出来た作品は、「先生みて〜!」あっちこっちから作品を手にこども達が集まってきます。
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さてこの粘土遊びですが、園では、粘土遊びの活動の中で、グループ分けも取り入れて、進めて行きます。 |
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テレビの台の近くに全員を呼んで、これから粘土遊びをする旨を伝えます。 その間に、補助の先生が、粘土版をグループの人数毎に丸く並べていきます。 並び終わったのを確認して、 |
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子ども達にお道具箱から、緑の粘土ケースをとりに行ってもらい、 自分の色のターポリンで活動してもらいます。 今日が初めてで、お道具箱をそのままもっていく姿もありますが、 こういったところからも、子ども達がどのくらい言葉を理解しているかを把握しながら、 その子に応じての対応を考えていきます。 この粘土も大きなものを最初から与えるのではなく、 半分にして、子どもが自分の手で加工しやすいよう、前日までに準備して、粘土ケースの中に入れています。 |
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上は、年中の子どもですが、4人とも粘土の加工がまったく違っています。 自分の手で一つづつちぎってケースに入れる子、団子にしてきれいに並べている子、 粘土を平たくマークに押し付けている子、粘土を小さくとっては細長く丸めている子、 今日はじめての粘土遊びで、こんなにも個性の差があるので、しばらく様子を見ていましたが、 ご家庭でもきっと粘土遊びは、たくさんしているのでしょう。沢山の経験があるからこそ、 遊び方も様々なのではないかと感じました。 もしこれが、段ボールや廃材あそびだったらどうなるのかな? 毎年のことですが、年少から上がった子は、かなり多くの経験を経ているので、 年中入園の子をひっぱって、率先して独創的な作品をたくさん作ってくれました。 初めての粘土でも、これだけ個性的なら、これからがとっても楽しみになりました。 通常、ある活動が早めに終わってしまえば、粘土遊びや絵本読みをしている子が多いのですが、 出来れば、今年は、それに加えて、廃材等もたくさん用意して、 個性の輝く作品を、普段から自由時間の中でも出来るような環境を準備してやりたいと思います。 理想は、子ども達から「先生!あれやりたいから、○○を用意して!」と言われるくらいに、 先生は、子ども達の要求をあたたかく見守るような、あまり口を挟まない、 指示しない担任であってほしいのですが、 そのためにも、体験の学期である一学期に、様々な経験を発達の過程をしっかりとらえて、 導入してやってほしいと考えています。 |
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それにしても、2日目ですが、この活動の時は、とてもクラスが落ち着いています。 クラスの子どもの様子をみて、 この活動が、適切かどうかの判断を瞬時に理解できる 技量をもつ、 保育者に、なってほしいとも思います。 |
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年長のM君が、”園長先生を驚かせてあげるね”と言って近づいてきました。 |
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帰りの会も少し慣れてきたかな?
かばんの準備、タオルをしまったりノートを入れたり 毎日同じことを繰り返して少しずついろんな事を覚えていきます。 |
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今日も爽やかなお天気、桜吹雪に大はしゃぎの子ども達もいました。
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