笑顔の小窓では、日々のこども達の姿を写真やコメントで紹介します


4月当初、あのおぼつかない足どりで、
不安そうに登園してきたこども達。
他の子が行っているのを、見ながら、それを真似てみる。
失敗を繰り返しながら、
少しづつ自分のことが自分で出来るようになっていく。
はじめは、お友達と、どう関わっていけばいいかさえも
分からなかったけれど、
遊びの中で貸したり借りたり、譲ったり譲られたり、
順番を守ったり、 優しくされたり、
時には喧嘩して、自分の我を押し通したり、・・・。
毎日の生活の中で、いろいろなドラマが展開しています。

                  中津幼稚園では、
日々のこども達の姿を出来るだけ保護者の方に伝える中で、
「こどもって○○○・・・なんだ」 「こんなに優しいんだ・・・」と
少しでもこども理解につながって頂ければと念じ、笑顔の小窓を開設しました。

そして、
レイチェル・カーソンが 「センス・オブ・ワンダー」 の中で述べておられる ”感性” を常に磨きながら、
日々の保育に生かしていきたいと思っています。


「こどもの達の世界は、いつも生き生きとして新鮮で美しく、驚きと感激に満ち溢れています。
残念なことに、
私たちの多くは大人になる前に澄み切った洞察力や、美しいもの、畏敬すべきものへの直観力をにぶらせ、あるときはまったく失ってしまいます。
もしも私が、すべての子どもの成長を見守る善良な妖精に話しかける力をもっているとしたら、
世界中のこどもに、生涯消えることのない
「センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目を見はる感性」を授けてほしいとたのむでしょう。
この感性は、やがて大人になるとやってくる倦怠と幻滅、私たちが自然という力の根源から遠ざかること、
つまらない人工的なものに夢中になることなどに対する、かわらぬ解毒剤になるのです。」

                                                   レイチェル・カーソン
幸いに幼稚園では、常にそういった気持ちがいかに大切かを、こどもから教えてもらっています。

こういったこどもの生活に関われる仕事に携われることに感謝し、
広くこどもの様子をお知らせするのを喜びとして孜々として勤しむ所存です。
中津幼稚園長  斉郷浩之