8月27日(木) 8月の夏期保育@ 1 2

久しぶりに園庭に元気な子ども達の声がかえってきました。今日は絶好の水遊び日より。
ホースを空に向けて放水するときれいな虹があらわれました。
ホース片手に水をかけてやると、子ども達もジョーロ片手に水の掛け合いが始まりました。
とっても盛り上がった水遊びでした。

園長が朝通勤してくる道沿いの風景です。
今日は、車を止めてしばし見とれていました。「きれいだな!」と・・・。
このひまわりのように、どの子も太陽に向かって真っすぐにのびのびと育ってほしいと願います。
一度ひまわり畑の中に入って写真を撮りたいものです。
この夏には、バイト2名と園長で、屋根のペンキ塗りを行いました。
一人はダルマの会の息子さんで、本園の卒園児です。
子どものアトリエや餅つきにも積極的にお手伝いしてくれます。
3日間での仕上げてす。とってもきれいにピカピカに仕上がりました。
このペンキ塗り、面積も相当あります。錆を落とし、下塗りなどをして(ケレン)して、上塗りをします。
この屋根の色はアップルレッド、とっても色鮮やかな明るい赤です。
作業の時、イチゴ組の子ども達から、きれいに塗ってくれてありがとうとお礼を言われました。
嬉しいような、恥ずかしいような、屋根の下から大きな声で子ども達6、7人から声援がとび、
バイトの子も照れくさそうにしていました。
軒天も友人の大工さんとともに仕上げました。
きれいになって新学期が迎えられます。
水道もきれいになりました。
さて久しぶりの夏期保育。そう今日は水遊びです。
早朝より少しずつ、水を入れて準備です。
朝の自由時間の様子です。
今日は、小学校もまだ夏休み、小学一年生がいちご組に来ていました。
早速、朝から虫談義が・・・。
実は、この手の上にのっているのは、昨日捕獲したトカゲです。
朝の自由時間の時に、「昨日のトカゲさんはどうなったのかな?」と聞いてみると、
子「まだ、虫籠の中にいるよ」
園長、「お腹はすいてないのかな?」
子「そういえば、まだ何も食べていないよ」
「きっとお腹すいているよ!」「何か食べさせてあげないとかわいそうだよ」
それぞれにトカゲのことを気づかう発言が・・・。
子「園長先生!何食べるのかな?」
園長「先生も分からないな?みんなは何食べると思う?」と問いかけると!
子どもたちはそれぞれ相談して、
「お菓子、ご飯、バッタ、ミミズ、水・・・」と意見が出てきました。
そして、その中で、生きた虫なら食べるかもしれないということになりました。
そこで、
園長「じゃ、実際に本当かどうか、園庭にいる虫を探してみて、食べさせてみよう!」
子どもたちは、砂場で使っているスコップなどを手に持って、園庭の土を掘り返します。
さっそく、バッタやミミズ、毛虫、蝉の羽根、団子虫、コオロギなどが集まりました。
2歳児から小学一年生まで、こども達が集まり、自分で捕獲した虫を籠の中に入れました。

中央上の写真は、ミミズです。
最初丸ごと中に入れたのですが、それですとトカゲよりも大きいため、なかなか食べようとしません。
すると一人が、「それじゃ大きいから、切ればいいんだよ」という発言があり、
相談の結果、年長のt君が、
スコップを上からおろして、細かくいくつかに切り始めました。

くねくねと逃れようとする生きたミミズを 切るということは、
体液もでたりしてとっても、残酷なことですが、子どもたちはそれ以上に、
興味が先に立ち、科学者のような目で、その様子をじぃーっと観察しています。
細かくしたミミズをスコップにとってそっと虫籠に入れて、
さらにじぃーと観察しています。
どうなるんだろう?ミミズのくねくねした動き、トカゲの舌を”ペロペロ”とした動き、
それをじっと見つめる子どもたち・・・、
朝のゆっくりとした時間がさらに、ゆったりと流れていくように感じました。
しばらくしても、あまり動きがありませんでした。
そこで今度は、手にとって、しっぽを持って、口を餌に近づけます。
しかしながら、ストレスを感じているトカゲは、食べません。
子どもたちは、話し合って、しばらく餌を入れて観察することになりました。
幸運にも、もし餌を食べる習慣がみられたら、
きっとその瞬間の光景は、とっても鮮明に記憶の中に残ることでしょう。明日以降が楽しみです。
そして、さらに他に何か餌は無いかな?と探していると、木の上に蝉がいました。
どことなく弱い声のあぶら蝉、プラスチックのスコップを投げる子もいましたが、高いため届きません。
そうこうするうちに、朝の自由時間は終了です。虫籠のトカゲは、イチゴの部屋でそのあと観察が始まりました。
これらは、幼稚園で日常発生するエピソードです。
この中に子どもたちが賢さを獲得する学びの要素がふんだんに含まれています。
重要なポイントは、
@子どもたちが能動的に関わり、自ずから獲得した生(ナマ)の体験であること。
Aさまざまな意見の交換が対等な仲間間で発生し、一人一人がそれぞれなりに納得することができること。
B自分との関係において物事が発生し、仲間との意見交換をする中で興味がわいたことや、
疑問に思ったことを調べる環境が整えられていること。
そのことによって子ども達の生きた知恵として頭の中に取り込まれます。
このように 、自らの体験を体中にため込んだことを基礎に、
小学校以降の教育の中で系統的に教科に分類して、
知識として学び習うことになります。
そして豊かな生きた知識として取り込むためには、
幼児期に、自ら取り組んだ様々な意味のある体験の質と量が大きく作用すると思われます。
そして「好き」という関係でつながりあい、
それを見守る「保護者」と「保育者」の存在が大きな鍵となります。
子どもの興味、関心を共感をもって受け止める「意味ある第二者」でありたいと思います。 
年長の水遊び開始です。
年少のクラスでは、お着替えして準備体操の始まり。
ジョーロに口を当てて、息を吹き込むと、ジョーロから勢いよく水が上がります。
そのままジョーロを持って、先生の後ろに忍び寄り、勢いつけて、先生を濡らします。
「キャー、冷たい!」「やったな!○○くん」
あちこちで子ども達の「キャー、キャーの声が・・・」
どちらが、水を高くあげられるかなの勝負、50センチほどに水が噴き上がると、
「すごい!」の声が・・・
思い思いに水遊びを楽しむ声が、
今日は全園児が時間を分けて、
水遊びを楽しみました。明日も水遊びを実施します。お楽しみに!!

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