笑顔の小窓（2009年５月８日）

残念ながら、遠足は雨のため順延となりました。１２日に期待します。今日はどのクラスも描画活動が入っています。とっても真剣に絵のことを教えてくれました。

年少は、お母さんの絵を描いていました。

導入では、最初、子ども達に担任のお母さん自慢をします。
しばらくそれを聞いていると、こども達も自分のお母さんが恋しくなったり、
お母さん自慢をたくさん話すようになります。
そこで、先生から、「みんなのお母さんを絵に描いて先生に教えてね」と話しかけると、
とっても集中して絵に描いて想いを伝えてくれます。
お買いものに連れて行ってくれる。お料理が上手、やさしい、遊びに行ってくれる・・・
などたくさん教えてくれました。

年中、すみれ組　　「何して遊ぶのが好き？」と問いかけて、
自分たちが遊びたいことをたくさん描いてもらいました。右上は、海で波に乗っているところです。

左上は、お家でままごとをしている様子。
中上は、お友達同士で、遊んでいるようすをお互いに説明していました。
友達とお話する中で、「あー、あれ描こう」、「この遊びも楽しそうだな」など、絵が発展していきます。
絵を通して、会話が弾むのは、とってもいい刺激になります。
子どもがかかわりあいの中で、自ずから成長する姿がここにあります。
こういった視点、大切にしていきたいものです。

どれも個性的な絵です。

頭の中では、次から次へと想像が巡っていることでしょう。

先生は、一人一人に寄り添いながら、想いを聴いて書きうつしていきます。

年中　さくら組　　「みんなは、何して遊ぶのが好き？」と問いかけると

ままごと、滑り台、お砂場・・・たくさんのしたいことをお話してくれました。

年長は、クレパスとコンテを使っての描画です。

テーマは、先日植えた二十日大根からヒントを得て、

二十日大根も含めてどんなものが実ったらうれしいかな？と問いかけました。

コンテを手で伸ばしてグラデーションをつけたり、

基底線をしっかり決めて（左上の土の部分とその上の地上を分けるなど）、から、その上に芽を描いたり

プランターの枠をしっかりとらえてから、外と中を分けたり、
それぞれ個性的な絵に仕上がっていました。

最初に大根から描きはじめ、その後少しづつ周りを描いていきます。
大根の横の赤いのはニンジン、その左の青はハートです。
コンテのあわい色と大根と人参、ハートのコントラストもとっても趣があります。
この絵が出来上がるまで他のクラスで写真を撮っていましたので、
ゆうに３０分は経過していると思いますが、とっても丁寧に仕上げていました。

年長　ふじ組

自分たちで植えた、プランターを教室に持ち寄り観察していました。
大きく実りますようにと、太陽を描いている左上の絵、
そして、その横には、雨雲もあり、お水をあげて元気に育ってねとの想いも感じられます。
一人一人の絵には、その子の想いがとっても深くあるのだとこの絵を見ながら感じました。
担任も、子ども達の想いに気づくとき、とっても優しい気持ちになるようです。
そして、そういった想いを感じればこそ、
この子達のために少しでもいい環境を整えたいと日々、努力を重ねるのです。

今日の遠足、延びてしまい残念だったけれど、
園長先生は皆の優しい描画を見られてとっても嬉しかったです。
今日の絵のこと、お母さんやお父さんにたくさん聞かせてあげてくださいね。