11月5日(水)相模川へ園外保育(少) 1 2

年少を連れて相模川の右岸(六倉下)へ秋の自然に触れあいに行きました。
ススキや松ぼっくり、せんだん草(くっつきむし)やくるみなど、さまざまな物に出会い、子ども達も目を輝かせて楽しい時間を過ごしました。

園のテラスに飾ってある松ぼっくりなどに触れ合いに、今日は相模川右岸に園外保育に行きます。
人数の関係で対象は、年少児です。
行く前にお約束を話してから出発です。
今日は、運転手は、園長が行います。気をつけていくから、よろしくね。
相模川に向かう途中に、何やらたくさんの牛に出会いました。
そうここは牛舎、始めてみる子もいるようで、子ども達も大騒ぎ、
ここはゆっくり進みながら担任もこどもの声に耳を傾けます。
ミカンやゆず、竹藪、川、崖など窓の景色は次々に変わっていきます。
約8分ほどで、河川敷につきました。さっそく、降りて林の中を歩いて行くと、
くるみが落ちています。
ただ歩いているだけでは、気づかないかもしれません。さっそく胡桃(くるみ)を拾いました。
この胡桃、幼稚園の土の中でしばらく保存して12月頃に一回掘り出してみましょう。
もちつきの時に、状態がよければ、味わうことができるかもしれません。
今日は、二人一組になり、袋を持って、歩きながら、とったものは、入れていきます。
胡桃を拾った後、ほんの数十メートル歩くと、せんだん草(くっつきむし)があり、
さっそく、少し分けて持ち帰りました。
またすぐその隣には、ススキが生い茂っています。
その後方は、黄色のきれいな花が一面を彩っていました。この花、なんていう名前でしょうか。
もしご存知の方は、教えて下さい。
そこで記念の写真を撮影しました。なんだかほっとする時間です。
場所を移動して、一同、松ぼっくりを探しにしばらく歩きます。
もうすぐ落ちそうな松ぼっくりを、棒で落とします。
こども達に少し手伝ってもらいながら、
採取しました。
細長いのやら、丸いのやら、様々な形の松ぼっくりを集めました。
時間で10分程度でしょうか。
袋の中は、秋の自然でいっぱいです。
どう、かわいい、松ぼっくりでしょう。
それぞれたくさんの秋を見つけて、満足そう!
こども達の眼にはこの自然は、どのように映っていることでしょうか。
こういった景色もこども達の原風景の一端を担っていくことでしょう。
さっそく教室に戻ってから、集めてきたものを分けます。
これ、クルミだよ。ある子が、クルミの周りを指でほじくり、皮をはいで、中身を先生に見せました。
先生が「あ!本当にクルミだ!」と思わずこぼすと、その子は、とっても満足そうな笑顔をみせてくれました。
いっぱいとれたね。
せんだん草(左上)もたくさんです。これを小さく分けて、
こども達は、お互いの体操着に飛ばしはじめました。くっつく様子はとってもたのしそうです。
テレビ台の布を的がわりに、当番用、布をつけて、的当てゲームの始まりです。
最初は、近くから、「えい!」
慣れてきたら少し離れて「えい!」
黄色の花も、少し落して、花瓶に飾ります。
この松ぼっくりも今後いろいろな製作に変化していくのでしょう。
今日、松ぼっくりをあらかじめ、水の入ったビンに担任が入れて置きました。
これを乾燥させると、松ぼっくりがその場で開きはじめます。
こういったところも、子ども達に伝えることで、
「不思議だな?」という気持ちが、こども達の中から自然とこみあげてくることでしょう。
幼稚園教育は、「環境による保育」と言われます。この環境は、自然、人、文化などです。
特にこの中で、環境である「人」が、自然や文化に触れ合ったとき、
いかに子ども達に働きかけるか、環境として気付かせるか、
楽しませるか、興味を持たせるか、やる気にさせるか、こども主体の活動に発展させるかなどは、
先生の感じ方で大きく変わってきます。
自分が感じた自然現象を、どう子ども達に伝えていくかで、こども達の興味、関心、感動も大きく変わってきます。
今、幼稚園でカマキリがお腹を大きくして産卵の準備をしていますが、
それに気付かなければ、カマキリさんのお母さんのために、
餌をあげようということも、考えが及ばないことになってしまいます。
それゆえ、環境としての「人」である「先生、周囲の大人」が、
子ども達に伝える役割は大変重要なものです。
それゆえ、
美しいものを、美しいと感じる感覚、新しいものや未知なものにふれたときの感激、
そういった自然に触れたときの、みずみずしい感性を、
子ども達と共に常に磨いていきたいものです。
今日は、年中が、七五三の袋作りです。
青の色をベースにして
そこに、黄色、赤、ピンクを加えると
きれいな模様が出来上がりました。
カマキリさん、産卵中です。

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