「アンデルセン」   年長、ひまわり組

第一幕 貧しい少年時代 
@
アンデルセンは、靴職人の父が作った靴を 売ろうとするが全く売れず、貧しい生活を送っている。
A父は過労のために死ぬが、貯めた金をアンデルセンに渡し、自分の「夢をあきらめるな」と言い残す。
挿入歌

貧しい暮らしのアンデルセン、
今日も夜遅くまで 父は靴を作っています。
トントン、トントンと靴を叩きながら、
出来ばえを確認しています。

これが売れたら学校へ行けるよ。

深夜の為、
アンデルセンも眠くなってきました。

お父さんも疲れて眠りにつきます。

コケコッコ!のにわとりの泣き声で、
お父さんを起こすアンデルセン

出来上がった靴を、売りに行くアンデルセン。 街のお金持ちが靴を見ますが、 一向に買ってはくれません。

肩を落とし、家路につくアンデルセン。 しかし、父は過労のため倒れ、苦しい中、 アンデルセンに自分の思いを伝えようとします。
苦しみながら、最後の言葉を残す父、心配そうにじっと父を見守るアンデルセン(右上)

父さんが蓄えたお金で「自分の夢をあきらめるな」と言い残し、死んでいきます。
お父さんが倒れると同時に、父の元にかけよるアンデルセン。


お父さんを思い、悲しむアンデルセン。 お父さんからもらったお金で学校へ行くことを決意します。
”お父さん、見てて!”と天に向かって、決意を誓います。
決意を美しいメロディで歌い上げます。前半の見どころです。

挿入歌@ オリビアを聴きながら
@  どんなことでもいい やりたいことをさがし
 そして  その夢にむかって
「じぶんを」  「しんじなさい」
もしかしたら かなわない こともあるかもしれない 
そんな時は もう一度だけ 自分 信じてみて 
夢をみつけ がんばってみる おまえならできるはず
「とうさんは」 「ずっと」 「おまえを」 「みているよ」
「そらから」「みまもっているよ」
A 「とうさん」 「いかないで」 「とうさんが」 「教えてくれた」
「じぶん」 「しんじること」 
じぶんが やりたいことを 仕事にする
それは素晴らしいことだけど 簡単に かなわない
まはまだ 何もない たよりない 僕だけど 
あきらめずに 挑戦したら ぜったい かなうはずさ 
僕はつかむ この両手で ぜったいに かなえるよ
「ぼくは」 「がっこうで」 「勉強する」
「とうさんが」 「ぼくのこと」 「みてくれてる」 
「とうさん」 「みてて」

第二幕   夢見る少年
@学校に通い始めたアンデルセンは、物語を書くのに夢中になり、昼食時間も友達の誘いを断って書き続ける。
A書き上げた原稿を、金持ちに見せるがバカにされる
  挿入歌

学校に行きはじめたアンゼルセン。
先生からの質問に、
元気よく答えるクラスの友達。

指されてもうまく答えられないアンゼルセン。

友達に思いっきりバカにされます。

しかし物語を書くのに夢中になっています。

友達が給食だと呼びにきても
誘いを断って書き続けます。

出来た物語を自分で読みながら
楽しんでいます。

書き上げた原稿を持って
金持ちに見せにいきます。

”乾杯”の声で、酒場は大賑わい。

”読んで下さい”と訴えます。

からかい半分で、
わざと物語を読もうとしてくれます。
どうか読んでと願うアンデルセン

どう?

でも所詮は、冷やかし、 一向に相手してくれません。白鳥の物語だよ!と説明しても、読まないと怒鳴られます。

みんなにバカにされて、悲しい気持ちになって、店をあとにします。

 

第三幕   夢は叶う
@悲しさを紛らわすために歌を歌っていると、人々が絶賛し、いろんな所に呼ばれて歌う。
Aしかし声が出なくなってしまう。
B
すべてに絶望したアンデルセンに紳士が近づき、捨てられた原稿を読んで、買い上げると伝える。
C
それ以降、アンデルセンは、幼い頃「みにくいあひるの子」だった姿を白鳥に変え、世界中の子ども達に夢を与え続けている。

落ち込むアンデルセンは、
悲しさを紛らわすために、
大好きな歌をうたっています。

すると町の人が歌声を絶賛し、 いろんなところで歌を歌います。
挿入歌A

挿入歌A   〜オリビアを聴きながら〜
どうしてみんなは 相手にしてくれない
僕がいったい どんなことを したっていうのだろう
僕の願いは たったひとつだけさ
今はただ お話しを読んでほしいだけ
苦しいだけの こんな日が 来るとは思わずにいた
たったひとつ ただそれだけが いまの僕の願い
どうかお願い 僕の願いを かなえてよ いつの日か

しかし、声が出なくなってしまいます。

もう来るな!と罵声を浴びせられます。
人々は歌えなくなったアンデルセンから
離れていきました。

全てに絶望したアンデルセン。

そこに優しい紳士が近づいてきました。

捨てられた物語を読んだ紳士は、
「うん、うん」「ううん」と感心し、
物語を気に入り、買い上げてくれました。

物語が売れたことを、心から喜び、
「すごいぞ!すごいぞ!すごいぞ!!!」
と声をあげます。

それ以降、アンデルセンは大好きな物語を書き続け、 子ども達に夢を与えます。

あー、白鳥だ!

リハーサルの風景

 アンデルセン  少女パレアナ  眠れる森の美女  親指姫   101匹わんちゃん

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