11月21日(金)造形参観(中少) 1 2

年中、年少の造形参観、保護者の方を前に子ども達は、とっても張り切って活動をしていました。お家の方をお迎えするのは、子どもたちにとって、とっても嬉しいこと。なかには保護者の方を「さぁっ」と一瞥しただけで、また活動に参加する子もいて、少し、さびしく感じた保護者の方もいらっしゃったと思いますが、それは、子どもがこの活動に、とっても集中している証拠、ご安心ください。
この集中力ですが、これは、参観だけではなく、普段のこの造形活動の時も全く同じです。子どもは、集中しているときは大変いい顔をしています。それはこの活動が楽しいからに、ほかありません。自分ができることを、思う存分やらせてもらえる。仲間と一緒に、お互いに協力しながら、達成感を感じられるからこそ、あれだけ集中できるのだと確信しています。

年少は秘密基地。
お母さんが教室に入ってくると、手を引っ張って、
「こっち、こっちにきて!」とこども達からの催促が、
待ちきれないようで、自分たちで作ったものを前に、お客さんになってもらい、もてなししていましたね。
左上は、流しそうめんです。毛糸をソーメンに見立てて、こども達は笑顔で流していました。
「お箸を、どうぞ!」、とっても気の利いている年少さん、
プリンカップを器に、そうめんをすすって食べている保護者のみながら、 子ども達は大満足、
とってもいい笑顔でした。
私がカメラを近づけても、全く無視、それだけこの活動が楽しいのでしょう。
大変嬉しいのですが、カメラマン(園長)は、少しさびしいのです。
実は、9月に実習に来ていた、広瀬さんと畠服さんが遊びに来てくれました。
最初は気づかなかった子ども達も、この二人を見つけると、とっても喜んで抱きついていました。
ごめんね。活動を中断させて、
早速、お客さんになってもらい、そうめんのおもてなしがはじまりました。
お母様方、このもてなし、なかなかでしたでしょう。
今週のはじめに、アメリカに帰ってしまったJD君にも、
このホームページを通じて、
ぜひ子ども達の様子をお伝えできればと思っています。
JD君、たんぽぽ組のお部屋、こうかわったよ。また幼稚園のこと思い出してね。
たんぽぽ組を出ると、テラスでは、すみれ、さくらの子ども達が、なにやら活動しています。
自分たちのコーナーで使う作品の小物を作っています。
保護者の皆様も巻き込んで、何やら楽しそう、
子どもの発想の素晴らしさを実感なさったのではないでしょうか。
年中 さくら組は、レストラン「バーミヤン」の完成です。
食事のコーナーには、机が並べられており、レジでの会計もあります。
きれいな透明のエプロンをつけて、注文を聞き、様々なメニューで楽しませてくれました。
調理室には、冷蔵庫、台所、水が出るところ(この水からは、時にジュースもでます。)
せっせと焼きそばや、お蕎麦の麺を作っています。
ハサミでジョキ、ジョキ、とっても集中していました。
いらっしゃいませ!何にしますか。「はい、わかりました」「ちょっと待っててね」
調理室に入れなかったり、スペースの関係で作業がしにくい場合は、塀の外での作業も、
仲間と相談しながら黙々と作業している子ども達の姿がそこにありました。
実習生の二人も、お客さんとして遊びに・・・。子ども達のテンションがあがります。
「おいしいでしょう?」 「うん」 「おかわりいる?」 子ども達と和やかに時間が過ぎていきます。
年中 すみれ組は、すみれホテルで保護者のお迎えです。
お土産コーナーには、おいしそうな数種類のプリンなどがあり、たくさん置かれていました。
お風呂(プール)には、お水(お湯)がたくさんあって、
気持ち良さそうにバシャ、バシャしていました。
ホテルの看板は2か所、教室の窓と建物の入り口です。
ベットもとっても気持ちいい。(右上)
お母さんがお客さん、うれしいな。こどもの声にも張りがあります。
レストランでは、のりまきも売っていました。中身は赤いお刺身でした。きっとマグロかな?
これ、どうぞ!おいしいよ。
どの子もとってもいい表情をしていました。
年長は、今日、みんなでお部屋を片付けました。
本当は、もっと行っていたいのですが、
表現遊び活動や他の活動が始まるため、みなで片づけはじめました。
この看板、中央から読み始め、上にいき最後は矢印です。
「マックのおみせわ、ここ→」と書かれています。こどもらしい表記ですね。
イチゴ組のお友達が遊びに来ました。
小さな子にも、やさしい年少さん。
お部屋は盛況です。
こども達の絵の展示。何人かの保護者の方には、絵の説明をさせていただきました。
一つ一つの子ども達の絵にも、それぞれその子の想いが詰まっています。
子ども達が、描きたくなるような導入を心がけて、
発達の段階を経て、材料(墨、コンテ、クレパス、絵具)を準備し、
順序だてて、活動を計画しなければ、先生主体の描画指導になってしまいます。
初めて絵の具を使うときは、題材で「〜を描こう」と導入するよりも、
その絵の具の感触を知って、子どもは好きに描きたいものです。
そういった活動を経てこそ、
次のステップ(2色、3色、多色、混色の活動、他の材料と組合わせ)へと無理なく進むことができるのです。
無理なく、それらを使いこなせるように、子ども達に働きかけるには、
やはりカリキュラムをしっかりと計画して、順序だてて子ども達に与えていくことが大切です。
今日のお子さんの描画作品いかがだったでしょうか。
この展示までには、そこに到達するまでの道筋があり、
その子なりの現在の姿がそこにあることを、
どうぞあたたかいまなざしで見てやって頂けますようにお願いします。

この緑の画用紙(草原をイメージ)に、描かれたライオンさん。私には、とってもやさしく見えます。
「昨日の夜にね、先生のお家に、ライオンさんから電話があったの。泣いてたの。
一人ぼっちで、とってもさびしいんだって!
今日はライオンさんが大好きな野原の画用紙を持ってきたから、
ライオンさんを幼稚園に連れてきてあげよう!」と話しかけると、
なんだか、ライオンさんがとってもかわいそうになって、子ども達から
「たくさん遊んであげよう!、楽しくしてあげよう!」という声が出て、
絵の中にお友達や家族を描いてあげていました。
そういった過程を知っているから、なおさらなのでしょう。
そして、
4月の当初、お母さんと別れるのが、さびしくて、恋しくて泣いていた園児の姿を思い出し、
あの時は自分のことで精いっぱいだった子ども達が、
こんなにも他のことに想いをもてるようになったことに、
子ども達の成長を感じました。
造形参観では、お忙しい中、たくさんの保護者の方においで頂き、誠にありがとうございました。


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