7月3日(木)運動会ごっこ
運動会では、いろいろな競技があります。かけっこ、玉いれ、ゲーム(ボール、ピン、箱、縄袋、・・・等を使ったもの)、綱引き、ジュニアリレー、クラス対抗リレー、組立体操、お遊戯・・・などです。運動会を来週に控えて、さぁ、はじめましょう、といってもこども達が、その取り組みの楽しさやルール、協力すること、助け合うことなどの過程を経ないで、ただ単にこなしているだけでは、その活動自体に意味を見い出せません。毎日が運動会といえるように、少しずつルールを理解しながら友達と楽しみ、工夫しながら築き上げていくことがとっても大切です。そういったことを配慮し、運動会に関する活動は、すでに様々な遊びの中で少しずつ取り組んでいます。それも、実際に行なう活動を細分化しながら、構造的に積み上げていきます。
朝の自由活動の中でのリレーは、その最たるものです。好きな仲間がグループを作って進めていく。繰り返し実施する中で、グループも増え、だんだんと白熱してくる。こどもから、○○○しようとの要望が出てくる。だんだんと走りこむ中でルールが出来上がってきます。
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年少 体育です。今日は、石灰でかいた陣地の場所を移動しながらゲームを行いました。
まずは、掛け声にあわせて、陣地を移動します。誰が一番早く移動できるかな? |
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次に、アンパンマンの音楽を聴いてもらいます。 こんな音楽だよ、とこども達に集まって聞いてもらいます。そしてひとつのルールを教えます。 それは、音楽が流れていると動く(走る)音楽が止んだら、ストップ(止まる)です。 まずは音楽に合わせて移動してみました。 |
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左上のスタート位置から、真っ直ぐゴールに走ります(中上) そして、線の上を渡りながら帰ります。 次にゴールから、ボールを持ちながら、 音楽に合わせて、止まったり、走ったりしながらスタート位置に戻ってきます。 |
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音楽をしっかり聞いていないと、動きがスムーズに出来なくなります。 自分で集中していくと、こども達から笑い声が出てきます。 ゲーム感覚で競争していくと、子どもの動きもよくなっていきました。最後はお方付け競争です。 運動会では、年少は音楽に合わせてボールを入れていく、玉入れの競技があります。 冒頭で申し上げたように、活動を細分化して、構造的に積み上げて次の活動につなげていく考え方です。 |
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年中の体育です。いつものように準備体操、1,2,3,4、・・・。 |
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背筋を伸ばして、もっとのばして、横にひねって、「ボキ、ボキ、ボキ」、あー折れちゃった。
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クラスを2つのグループに分けて、4つのチームをつくります。 |
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どこのグループが早く移動できるかな。ヨーイ、スタート。 |
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次は、ボールをとりに行って、戻ってきたら一番後ろにつくよ。タッチしたら次の子が走ります。 |
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グループゲームの後は、クラス対抗のリレーです。 |
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年長です。最初は、準備運動です。
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友達にぶつからないように園庭いっぱいに広がって行ないます。右上、とってもやわらかいね。 |
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体操座りになり、今日の活動のお話を聞きます。今日は、組立の活動です。 |
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左上は「カメ」です。1人の活動です。次に二人組になります。 右上は「トンネル」です。初めてなので、代表者が前に出てきます。良く見ててね。 一番最初は、頭をくっつけ合わせて、向かい合います。 |
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次に片手で握手をして内側に向き(左上)、またもとの位置に戻り、今度は反対側です(右上) みんなどうかな、わかったかな。 |
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では、近くの人と二人組を作りやってみよう。 バランス感覚が必要だね。しっかり手を持っていないと崩れてしまうね。 |
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中上のポーズ何だかわかりますか。
実はこれ、「自由の女神」です。 交互に相手の背中に足をのせて、片手は指を一本のばし、 もう一方は、腰におく。 どうですか、決まっているでしょう。みんなもやってみよう。 |
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次は、「自転車」今度は3人組みです。これは少し難しかったね。次回頑張ろう。 今日は、組立体操、初めて行ってみました。少しずつ増やしていくよ。 |
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さぁ、今日のメインイベント、クラス対抗リレーです。 |
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我妻先生が、その場でクラスの男女を2つにわけ、ひまわり赤、帽子を裏にして白と、振り分けます。 早速スタートの合図。 |
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年長は、自由時間にも数十回は、このリレーを遊びの中で実施しています。 園庭に応援するこども達の声が響き渡ります。 |
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結果発表 一位 黄色チーム ヤッター! |
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二位、緑チーム ヤッター |
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三位 青チーム ヤッター だんだん声のトーンが低くなります。 |
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四位 赤チーム シーン・・・。 繰り返し行なうことで、一位の重みを知っているからこその反応なのです。 体験して知る一位の重み、嬉しさ、 3,4位のチームの皆さん、次回は頑張ってね。組み合わせは、どんどん変わるからね。 |
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外で撮影していると、あちこちから声がかかります。年少さん、新しい壁面になっています。
魚の顔とうろこを描いたようです。それを各自、糊をつけて、好きな場所に貼っていきます。 |
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「どこがいいの?」「あそこがいい!」「ここがいい!」 違うもっと上だよ。このくらい? 「違うよ、もっと上だよ!」「ここかな?」 「うん、そこでいいよ!」 |
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よし、こっちも貼ろう、糊をもっとつけて・・・。 |
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「糊がつきすぎちゃった。どうしよう!」(左上)「これ使いなよ!はい」(中上)ありがとう |
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下の黒っぽいのは、岩、もしくは砂のようです。ごつごつした岩に顔を出している魚達です。 |
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4種類の絵の具を魚のうろこの部分に見立てて作成しました。
きっとこのカラフルな魚達は、温暖に住む熱帯魚かな。 |
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終わった後は、グループごとにターポリンシートを片付けていました。(中、右上) とっても上手に折りたためていました。 すべて子ども達の力のみで・・・。こんなちょっとした活動でも、1人では出来ません。 仲間の助けがあってこそ、出来上がるのです。 友達との関わり合いの中でこそ、この協調性、助け合いが育ちます。 この積み重ねが、次に明日につながるのです。すべてのことは日々の積み重ねの上に成り立っています。 誰もが必ず通っています。 出来ないことが出来るようになる喜び。 特に幼児期のこども達が、自分の力だけで出来たことに対して感じる満足感、 これは、 大人が考えている以上に大きく、 その子の大きな自信となります。 3月、年長さんを送る会の中で年長さんへのプレゼントを渡しました。 「卒園おめでとう、小学校にいっても忘れないでね。 いままでありがとう、たのしかったよ」 すると、卒園児から、 「幼稚園のこと頼むよ、こんど、君達が年長さんだよ」 そういう経過を経て4月に進級した子に、 「年長さんになったね。おめでとう。 今度、年少、年中さんが、たくさん幼稚園に来るから、困っていたら助けてあげてね」 というと、 バスから降りる子の手をしっかり持って下駄箱のところまで連れてきてくれたり、 テラスで泣いている子に優しく上履きを履かせてあげたり、 ハンカチで涙を拭いてあげたり、 とってもやさしい年長さんの姿がそこにありました。 親がいくら口うるさくいっても、 子どもが実際に自分より小さな子の面倒を見てあげる中でこそ、 真に育つものがあります。自覚するものがあります。 今の時代は、少子化の影響で、こども同士が深く関わりあう環境が大変少なくなっています。 コミュニケーションが多いほど、社会的成熟度が増すと言われています。 人との関わりが多ければ、それだけ多種多様な人と上手に付き合っていくために知恵を使います。 その中で、いろんな人がいることを知り、それはそのまま自分自身の欠点や長所を知ることにもなります。 自分の気付かない欠点を知ることこそ(本当の友人は欠点を指摘してくれます) 本当の意味での自己研磨(成長)になります。 これは、大人でも子どもでも同じことです。 当たり前のことがしっかり出来る調和のとれた子を育てること。 地道ですがとっても大切です。 |
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