2月20日(金)ミニミニ発表会 1 2

あいにくの雨の中、多数の保護者の方にご参加頂きありがとうございました。14日の発表会とはまた違う配役になり、子ども達は演じていました。17、18日はビデオ撮りがありましたので新しい役になって活動したのは、わずか 1〜2日です。しかし、子ども達は、あまり混乱することなく演じきっていました。かえって新しい役になることで、緊張感や新鮮さがあったのでしょう。発表会当日よりも、また違う意味で、表現が深まっていました。きっと他の子がやっていた役を見て参考にし、自分ながらの役を演じたからでしょう。寒い中、参観された保護者の皆様、ありがとうございました。今日は舞台の設置に協力頂いた山内さんや歌のお姉さんの小泉さんも発表会をご覧になっていました。表現活動に経験のある小泉さんは、
こども達の細かい部分の演技に大変感動されて子ども達の演技力に驚かれていました。
また、今日は保育ボランティアとして、桜美林高校3年の高口奈都美さんがお手伝いに来てくれました。裏方などを手伝って頂きました。ありがとうございました。

ミニミニ発表会のはじまりです。最初は、たんぽぽ組、すみれ組、ふじ組の歌、合奏です。

綺麗な声がお遊戯室を包みます。
表現遊び 年少 桃太郎です。
薪割り岩を持ち上げるシーン、子ども達はなりきっています。
かわいい船に乗って鬼が島へ
はじめは鬼に負けてしまうけど、キビ団子を貰って力を付けます。
鬼を退治するとき、サイドギャロップで左回りに回転しますが、
こういった動作は、年中、年長でも中を取り囲み、 戦うシーン
例えば、リトルマーメードで姫に化けていたアースラーが見破られてから、
エリック王子との戦う時に周囲を取り囲むシーンなどに
生かされています。
この表現発表が年齢を重ねるごとに、その表現が深まっていくことの一因です。
年中 すみれ組 孫悟空です。
14日の発表会とは違う配役を演じることで、子ども達も、とても新鮮だったようです。
迫力満点で演じていました。
役になりきる歌い上げるとき、とっても気持ちがいいのでしょうね。
年長 ふじ組  ナイチンゲール
年長の演技は、見ていて吸い込まれる部分がたくさんあります。
貧困な農民の役も実に上手に表現していました。
悩んでいる様子。
看護婦になる決意を歌いあげているシーン。
きれいなメロディで歌詞が流れてくると感動してしまいます。
負傷した兵士を一生懸命、献身に看護するフローレンス
ここは病院だから、音をたてないで、静かに歩こうね。
いままで作り上げてきたときに、子ども達に求めていたことをしっかり覚えてくれています。
心を閉ざしている兵士の気持ちを和らげて、
モクモクと昼夜問わず看護するフローレンスの姿は、天使のようです。
人に尽くして、それが喜びとなるのは、実にすばらしい生き方です。
そんなひたむきなフローレンス(ナイチンゲール)の生き方、それを表現してくれた子ども達、
お遊戯室は、なんとも言えないあたたかい雰囲気が漂っていました。
この後の「ありがとう拍手」は本日は中止としました。時間配分を考慮してです。
もう少し時間に余裕があれば、ご覧に頂きたかったのですが・・・。
楽しみにしていた保護者の皆様、申し訳ありません。
二部のスタート、さくら組、ひまわり組です。
保護者の方が来て下さるのは、やはり子ども達にとっては、嬉しいようです。
お遊戯室の中央に吊してある この集音マイクとっても精度がいいのです。
驚くほど感度がいいので、子ども達が、普通に歌っている声を、
実によく自然にひろってくれます。
子ども達に「きれいな声で歌いましょう!」と常に話しています。
大きな声や怒鳴ると声帯を痛めますし、音程も崩れますから・・・そして、聴いて心がいたくなります。
年中 さくら組  リトル・マーメイド
このブルーの波と白い帆の船、子ども達の白と紺の服装、
いつもこのシーンをみて、「きれいだな!」
と感じているのは、きっと私だけではないでしょう。
アリエルとエリック王子のお互いに惹かれあうシーン、
歌の歌詞を聴いていると、とても心が澄んできます。 恋の淡い感情、いつ聴いても心が洗われます。
アースラーの悪だくみ、王子の迷い、アリエルの懇願、
複雑な心象描写が、音楽のメロデーとこども達の表情で実によく表現されていきます。
お願い騙されないで、負けないで、ハラハラドキドキの乙女の心情、
そして王子の勝利、喜びを歌で語ります。
年長 ひまわり組 ムーラン
キャー、の声とともに、村娘がおびえながら逃げていきます。
お遊戯室の外で聞いていたら、「何の声?」と思うぐらい響いていましたね。
「いいか、この国はもらう、王に伝えておけ!」なかなか迫力のあるセリフです。
「父は足が悪いの?」「お願いやめて、いかないで!」
懇願するムーラン役の子ども達が泣くシーン、
会場は、なんとも言えない雰囲気に包まれます。
ひまわり組の担任は、当初このムーランの曲(リズムなど)がすんなりと
入ってこないようで、かなり苦労していました。
しかし、2月に入ってから、弾きこなすごとに、自分のものとしてきたようです。
苦労した分、そこにたどり着いた時の想いは、人一倍深いものでしょう。
そして
子ども達は、この音楽を聴く度に、このムーランの色々な場面を思い出すことでしょう。
この活動では、最初に音楽を十分に聞いて、動きを合わせていきます。
どこの音で動くか、セリフを言うかも、担任と一緒に、ピアノを聞きながら合わせていきます。
そして、十分に音楽が聴き分けられるようになると、
次に表現を深めるために、こども達に、場面ごとの状況を説明して、子ども達の表現を引き出していきます。
例えば上の右の雪山で、シャンユー達を探す場面でも、
雪山はどんなところなのか、寒い時はどんなポーズをしたらそう見えるか?
探す時はどんなしぐさをするか? などを子ども達に考えてもらい、
いい表現の子の姿をお互いに見せながら、表現を引き出していきます。
右上の写真、「寒そうに体を震わせて探しているような場面です」
どうですか、そう見えるでしょう。この活動、子ども達がいま、どんな場面を演じているか?
より理解してご覧頂くと、さらに3倍は楽しく鑑賞できるものです。
こういった活動の繰り返しで、作り上げていきました。それ故に演技するごとに表現が深まってきます。
一人一人が場面構成を知り、その場面にあった役柄の表現を、自分で考える、
そして、音楽に合わせて、感情をこめて表現する。
この活動を通して、誰もが素晴らしい役者になれる才能を持っていると感じています。
今日の素晴らしい子ども達の表現に心から拍手をおくりたいと思っています。
こういった表現発表会は、
今年が2年目です。まだまだ始まったばかりです。
今後も職員一同、子ども達の表現力を深め、その力を伸ばしていくことができるよう努力していきます。
本日はお寒い中、幼稚園に足をお運び頂き誠にありがとうございました。

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