3月17日(火)スタンプぺッタン

今年度、最後のかんがるーむ。今日もこども達は大変たのしそうに活動していました。
前回は絵の具を使ってローラー遊びを行い、今日の壁面の下地を作りました。
「あれ!あそこの壁に、なにか貼ってあるでしょう。この前みんなでローラーで塗ったものだよ。何に見えるかな?」この言葉を受けて、子ども達からは、「空、海、草、みどり・・・」など、いろいろな答えが・・、
「じゃあ、そこに何がいたら楽しい?何があったら楽しい?」と聞くと、「太陽、ウサギ、飛行機、友達、果物・・・」といろいろな声が・・・。そこで、いろいろな紙に、好きな絵の具をスタンプして模様をつけてもらいました。そして、その色あいを感じながら、そのまま貼り付けたり、さらに、それをハサミで好きな形に変化させて、こどもたちが描いたイメージの壁面に彩っていきました。壁面の上部は、水色系の色でしたので、太陽や飛行機なども貼ってあり、緑色系の部分には、電車や動物、果物、人の顔らしきものも描いてありました。なかなか趣のあるかわいい作品ができたように感じています。
幼稚園では、様々な材料や技法の特性を学んでもらい、それを見立てたり、こどもからの想いを引き出して、製作活動に結び付けるように導入しています。そして個性のある作品になるよう配慮して活動を展開しています。いかがでしたでしょうか。
子どもが何かに夢中になって活動しているときは、頭の中では、様々な配線(ニューロンとシナプス)の脳神経細胞がお互いに手を結んで情報の伝達をしていきます。この伝達が多ければ多いほど、頭の回転がよく、理解力が深まることにもなります。そして、この神経細胞が活発に情報伝達を行うためには、
@こども自らが「楽しいな、もっとやりたいな、上手になりたいな!」と感情の起伏が起こることが重要。Aその活動を集中して継続し、その過程で、自ら工夫すること。
B最後に、「できた!」という達成感を感じ、こどもが満足感を味わうこと。
こういった過程を通してこそ、情緒が安定し知性の発達につながります。
馬を川に連れていき、無理やり水を飲まそうとしても、うまく飲めません。こどもの感情を無視して、無理に学習をさせるとかえってそれ自体が嫌いになることもあります。理想は、「楽しいな。面白そうだな!」という感情が自然に起こるような導入、環境の設定。そして、実際にやってみること。やってみたらとても面白い、だから上手になりたいと思うこと、そういった過程があってこそ「好きこそものの上手なれ」 ではありせんが、自ら工夫して、まねることになります。幼稚園での活動は、今申し上げたことを根底において、カリキュラムを計画しています。「自ら考えて行動できる子」を育てるためには、保育者自身も、常にいかに楽しく活動できるか考えていかなければなりません。

今日もかんがるーむには、たくさんのお友達が遊びに来てくれました。
まずは、お遊戯室で、自由に遊びます。
左上の写真、お片付けも進んでしてくれます。
今日は何をして遊ぶのかな?先生のお話を聞きます。
今日のかんがるーむはスタンプぺッタンです。
プリンカップやブロックやなど、色々なものに絵具をつけて、色紙にぺッタンしていくよ!
いろんな色や形の模様ができます。
うずまき模様や、ブロックの不思議な形も・・・
ぺッタンしたら、どうするのかな?
ぺッタンした紙に、クレヨンやマジックで絵を描いたり、
はさみでチョキチョキきったり、のりではったりして・・・
お遊戯室の壁に貼ってある水色と黄緑色の模造紙にぺッタン!
この模造紙は、先月のかんがるーむでみんながローラーで色をぬってくれたものだよ!
とっても集中して、はさみでチョキチョキしたり、素敵な飛行機の絵を描いたり・・・
今度はまた違う色でぺッタンしてみよう。
少しくらい手が汚れたって、平気平気!
かんがるーむのお友達、たくさんぺッタンしてくれました。
水色の模造紙には、太陽や、飛行機が。
黄緑の模造紙には、うさぎや、お人形の紙がたくさん。
にぎやかな、牧場のような壁面が出来上がりました!
最後はみんなで協力してお片付け。
手をきれいに洗ってきたら、おやつタイムです。
たくさん遊んだあとのおやつはおいしいな!
きちんと座って食べられるよ。
おやつの後は、先生が紙芝居を読んでくれました。
今年度のかんがるーむは今日でおしまいです。
4月から幼稚園に入園するお友達も
またかんがるーむに遊びに来てくれるお友達も、
来月、また元気にお会いしましょう!

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