月16(火)園バスでGO

2学期、最初の活動、「園バスでGO」、いかがでしたか。昨日からの天候が心配で、どうなる事か、
やきもきしていましたが、何とか無事に相模川の高田橋までバスでいくことができて一安心でした。
ご家庭に持ち帰ったそれぞれの思い出の「河原の石」大切にしてください。

このカニさん達、今朝の8時まで、八菅山の川にいた、沢ガニです。
かんがルームの子も何人かは、慣れているようで、素手で捕まえていましたね。
小さな赤ちゃんカニもいました。連れてくるのに、少し気がひけたのですが、
明日また山に戻すことで、今日は皆と遊びました。
どうでしたか、あまりに小さかったのでびっくりしたでしょう。
少しずつ集まると、先ず、自由活動です。もう幼稚園にもなれましたか?
最初の園バスがスタートしている間、2便のこども達には、小泉先生がついて、
紙芝居や「崖の上のポニョ」の音楽を聞いたり、
曲に合わせて、リズミカルに踊りました。
♪「ポニョ、ポニョ」♪の曲に合わせて踊る姿は、とってもかわいかったよ!
さてお待ちかねの園バスに初搭乗です。
こころなしか、緊張の表情が見られます。
私たちの住んでいる愛川町は、山あり川あり、湖あり、魚や虫もたくさんいて、とっても自然豊かです。
バスの運転手さんに、お礼をいってバスを降ります。
今日は川原で石拾い、どんな形の石を拾おうかな?それぞれが、自分の好きな形の石をさがしていました。
お母さんが、「これいいんじゃないの?」と囁いても、
納得しなければ、「ポイ!」
そう子ども達にも、自分の好きなものがあり、中には重そうなものも・・・、
でも形のおもしろいものを持ち帰る子も・・・。
ほんの少しの時間でしたが、こども達は、それぞれ想い想いの石を拾うことができたようです。
園バスに興味がある子は、しっかりとバスのデザインをチェックしていましたね。
このお馬さん、
「お馬の親子は仲良しこよし、いつでも一緒に ぽっくりぽっくり歩く」
というのイメージで、仲良く手をつないで、マイペースで、一歩一歩
あゆんでくれますように祈りをこめて、
在園児の保護者の方にデザインをお願いしたものです。
親子でお馬のポニーを見ている姿に、なんだかとっても安らぎを感じました。
自分で探しあてた宝物が見つかったようで、とってもいい表情をしていますね。
運転手さんは、この近くに住んでいるんです。お孫さんともたまに、ここに散歩にくるようです。
運転手さんにとっても、園バスでGOは、よい思い出になってようですね。
実は、この高田橋欄干の下、愛川町側では、貝やサメ、サルの化石がみつかります。
なんと今から約250万年前の地層があり、そこから発見されました。
当時は、この辺りまで海で、今の三浦半島あたりに、若干陸地があり、周囲は海だったそうです。
もう8年ぐらい前になりますが、お父さん達の会を立ち上げ様々な活動をしたことがあります。
その中で、地域の子ども達を集めて、
「夏休みこども化石発掘研修」を主催したことがありました。
当時参加したこども達はとっても真剣に、かなづちとのみで、石を砕き、貝を見つけました。
こども達から「先生、250万年前って、どれだけ昔なの?」と質問されたことを鮮明に覚えています。
その時は、あまりに250万年前が想像できなかったので、
人間の一生を仮に100歳として、それを1センチをした場合に、
「1000年が10センチで、10000年が1メートルでしょう。
だから
250万年前は、250メートル先になるよ。
そして、それだけ長い距離の時間を経て、
初めてこの貝の化石と遭遇した。それは本当にすばらしいことだよ!」と
その小学生に説明した記憶があります。
一つの活動で、あるものにめぐりあたっとき、
そこでの出会いに、どれほどのことを連想できるかによって、見方が全く変わってきます。
私は、今日のこの石を拾う子ども達を見守りながら、そんなことを思い出していました。
保護者の方の中にも、今日のこの河原での活動に
またいい思い出が、一つ増えたのではないでしょうか。
実は、そのあとに天体観測を、高峰小学校を借りて行ったのですが、
そこでは、オリオン星まで、光のスピードで・・・とまた話が長くなりますので、この話はまた後日に・・・、
すみません、大分話が脱線したようです。
帰りは違うバスで、子ども達の表情を撮影。心なしか、自分で石を拾えて満足そうな気がしますね。
さぁ、幼稚園へ、戻るよ!この橋の下で拾ったんだよ。
遠くまで見渡しできるのは、とっても気持ちいいですね。
幼稚園に到着、運転手さんにお礼言って、降ります。
カニさんの周りにはいつも子ども達の探求心に満ちたまなざしが・・・。
斉郷先生は、三角の石にクレパスでのりをまいて、「おにぎりの完成」
子ども達もさっそく、クレヨンで活動開始。
塗り塗り、とっても色鮮やかなものから、個性的なものまで、
いろんな発想で、作品になっていきましたね。
子ども達が、柔軟な心で、発想で、自ら作り上げたものだからこそ、
それぞれの作品は、想いのあるとっても大切なものになります。
お子さんとのふれあいを大切にしていると、子どもをいとおしく思える瞬間がたくさんあります。
とっても心が和み、子どもとともに成長している保護者の姿がそこにあります。
私のもとに生まれてきてくれてありがとう
そういった気持が自然にこみあげてくる瞬間ってとてもすばらしいものです。
幼稚園でも、この2歳児のかんがルームで、
そういった時間、空間をたくさん提供できれば、これほど幸せなことはありません。
生かされている、感謝されていると感じる時ほど幸せなことはありません。、
子ども達が、たくさんの体験を通して、自ら想いを表出できるように、
これからもお手伝いをさせていただきます。
小泉先生、斉郷先生の作品です。これ何に見えるかな。この次きたら教えてあげるね。

9月16日のトップへ   子育て支援のトップへ  笑顔の小窓トップへ