2008年度　発表会　年長　　ふじ組

貴族の家に生まれたフローレンスは、
社交界デビューより、本を読むのを好んでいる。

母はレディに必要な作法をフローレンスに教えるが、フローレンスは、なかなかう上手にできない。

母はフローレンスに踊りを教え、
満足そうに出ていく。

フローレンスの家では、パーティーが開かれ、
父や母が見守っている。

フローレンスは踊りを披露する。

音楽にステップを合わせ、楽しそうにダンスをしている。

一方、村の人々の暮らしは貧しく、
飢えや病気で苦しんでいる。

フローレンス一家は、村人たちに食料を与えにくる。
苦しんでいる村人をみて、フローレンスは驚きを隠せない。

病気で苦しんでいる村人をみて、
思わず「かわいそう！」と駆け寄るフローレンス
しかし、母は強引に連れ戻される。

村人達は、与えてもらった食料を食べる。

ほうばる村人たち。

フローレンスは、本を読んでいるが、飢えや病気で
苦しんでいる村人たちを忘れられず、
本も集中できなくなっている。

自分は何ができるか。
どうしたらいいか分からず、 悩み続ける。

苦悩していると

どこからか神の声が聞こえてくる。
神様の登場。

神様、お願い、私どうしたらいいの？

「フローレンス」
「答えは、あなたの中に」・・・。

フローレンスは看護の道を進もうと決心する。

挿入歌「夢の世界を」

挿入歌「夢の世界を」
　今まで　わたしは　贅沢な暮らしを　ずっとしてきたわ
何かが　違うと　心では　感じてきたけど　わからなった
この世界には　病気で　苦しむ人が　おおぜいいる
そんな人たちを　「助けたい」「この手で」

お金や食べ物　くばっても　病気で　苦しむ人たち
助けることには　ならないと
必要なのは　支えるこの手　
ただ　優しさや　思いやりだけでは　誰も救えない
今、私には　できることがある　
それは　　「看護よ」
「わたし」　「決めたわ」
困っている人たち　助けるため
「なるわ」　　　「看護婦に」
「かならず」　　「かならず」

一方　町では　イギリス兵とロシア兵の間で
クリミア戦争が　行われていた。

相手に狙いを定めて、パンパンと撃っていく姿

銃で撃たれて横たわる兵士たち。

この戦争で　多くの兵士が負傷した。
そんな戦場へフローレンスは向う。

倒れている兵士をみて、かわいそうに思うフローレンス。

負傷している兵士をフローレンスは看護する。

やさしいフローレンスに対し、
兵士たちは素直に看護を受け入れようとしない。

負傷した兵士を抱え、病院に運ぶフローレンス。

兵士はフローレンスの優しさを突き放すが、
フローレンスはめげずに看護を続ける。

兵士にお食事を与える。

戦争で疲れている兵士達に、
ゆっくり休んでもらおうと、
毛布をかけていく

戦争中で明かりも十分にない病院で、
真夜中でもフローレンスは、ランプを持って
兵士一人ひとりを見て回る。
まるでその姿はランプの天使のように。

熱心なフローレンスの仕事ぶりは、
兵士の傷を治すだけでなく、彼らの心をも救った。
フローレンス…ありがとう。

フローレンスの強い信念をもった生き方に

人々は心打たれ、その偉業を讃えた。

エンディング　異邦人

エンディングテーマ曲
１　　「こんな」　　「俺達を」　　「助けてくれるなんて」　　　　　　　　　　　　　
温かくて優しい手を　なんの　ためらいもなく　真っ直ぐ　　　　　
さしのべる　　　君のこと　　　　忘れない　　　　　　　　　　　　　　
「フローレンス」「フローレンス」「ありがとう　ありがとう　ありがとう」

２　　　「よかった」　「皆に」　「笑顔が戻って」　　　　　　　　　　　　　　　　　
人のために　何かをする　そんな　強い生き方　できたら　　　　
私まで　幸せに　なれるのよ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　 「フローレンス　　　フローレンス」　・・・「おかえり」　　　　　　　　　　　　　　　
３　　与えられた道ではなく　自分で決めた道を進み　　　　　　　　　　　　
やり通せる　その力を持ってる　だから皆　前を向こう　　　　　　
そして　自分の力　信じて　生きてゆこう　輝きを忘れずに　　　
「これからも」　「伝えよう」　「看護の」　「力を」　「皆に」　　　　　
４　　人はみな　支えあう　だから　生きていける　　　　　　　　　　　　　　　
人の温もりは　　この手から　伝わる　「きっと」　　　　　　　　　　
「すべての人達に」　　　　　「幸せを！！」