「河童の雨乞い」   年長、ふじ組

第一幕   〜いたずら河童 〜
@農作物を掘り返したり、魚釣りをする子ども達に悪戯をする河童は村人に嫌われている。
A
河童はひとりぼっちになる。


河童は畑の大根を抜き村人たちに悪戯をします。
大根を抜かれた村人たちは、河童を怒ります。
大根を取り返した村人たちは
すぐに立ち去ってしまいます。

挿入歌@  

〜「さみしくなんかないってば」〜

さみしくなんかないってば 一人でいても さみしくなんかないってば いつものことさ
それなのに変だよね 目の前がぼやけるよ
うるうる涙溢れるよ さみしくないのに 

「えーん」
「かっぱよ どうして いたずら するんじゃ」
「おら ほんとうは にんげんに なりたい みんなと 
なかよく なりたい でも どうすれば…」
「かっぱよ ひとのために いきなさい きっと
にんげんに うまれかわります」
「ひとの ために いきる… よし!」

いつのひか おらのゆめが きっと きっと 
きっと かなうように

沼では釣り人が釣りをしていて、かっぱは沼にもぐりイタズラをします。
 

かっぱは釣り人を沼に引きずり
込もうとします。

そこへ、他の村人が助けに来て
間一髪助けます。

   
かっぱは、また一人ぼっちになってしまいます。
   

第二幕   〜河童の本心〜
@旅のお坊さんに子ども達は親しみを持つ。
A河童は悪戯をして、お坊さんの笠を取るが、お坊さんは意に介さず立ち去る。
B河童はお坊さんになりすまして子ども達を脅かす。
Cまた子ども達に逃げられ悲しむ河童にお坊さんは諭す。
D河童は心情をお坊さんに話すと、「人の役に立つように」と言われる。

挿入歌@ 
      

 

 旅のお坊さんに、子どもたちは親しみを持ちます。

かっぱはお坊さんにイタズラをしますが
反応がなく、不思議がります。

 子どもたちを驚かす為、かっぱは
お坊さんのフリをします。

     
子どもたちは驚き、逃げてしまいます
子どもたちに逃げられ、悲しむかっぱに
お坊さんは諭します
お坊さんにヒントをもらったかっぱは「人の為に生きる」ことを注意します。

第三幕  〜雨乞い〜
@その年は雨が降らず、日照り続きで、川の水も涸れ、農民は雨乞いをする。
A
農民の役に立とうと、河童も沼の水を運ぶが、沼の水も底をつく。
B必死に雨乞いをする河童は命を落とす。
Cすると沼の水が甦り、農民達も喜び、河童を手厚く葬る。
D河童は人間になる。


その年は雨が降らず、水が涸れ、村人たちは苦しみます。  

 
村人たちは雨乞いを始めます。
その様子をずっと見ていたかっぱは…
 村人たちの為に沼の水を分け与えようとします。


 しかし、イタズラをされていると思い村人たちは怒って立ち去ってしまいます。
 しかし、かっぱは必死に水を運び続けます。
 ついに水が尽き、かっぱも飲まず食わずで雨乞いを始めます。

必死に雨乞いをし続けたかっぱは力尽き
死んでしまいます。
かっぱに感謝の気持ちを込めて、
手厚く葬ります。
 人の為に生きたかっぱは
人間に生まれ変わります。


人間に生まれ変わったかっぱは
村の皆と幸せに暮らしました。 

〜エンディング「ありがとうのうた」〜
「かっぱよ よくやりました にんげんに うまれかわるでしょう」
「かっぱ… みずだ!」
「かっぱが すくって くれました」

いつもひとり過ごしてた 君はさみしがりやで
何も知らず僕はただ 君を傷つけていたね
君の気持ち 気がつけなくて 僕はいま君に救われたんだ

☆ありがとうの言葉を今 君に心から送ろう
君の夢が叶えばと 僕はずっと祈るよ

「かっぱー!おーい!!」
「おーい!」
☆☆
「かっぱ ありがとう みんな ありがとう ありがとう!」



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